2012/03/22

Heller's Cafe 1910's Lion Brand Sack Jacket

今回はヘラーズカフェのカバーオールを紹介します。


Heller's cafeは、シカゴで同名のヴィンテージクロージングを扱うショップのオーナーであり、著名なヴィンテージディーラーとして知られるラリー・マッコイン氏がウェアハウスとタッグを組んで展開しているコラボレーションブランド。
ラリー・マッコイン氏の所有する貴重なコレクションを元に、19世紀後半から20世紀前半のワークウェアを中心にリプロダクトしたラインナップで展開しています。

今回紹介しているこのジャケットも、カバーオールがまだサックジャケットと呼ばれることも多かった1910年代の、ゲートウェイMFGというメーカーのブランドだった「ライオンブランド」の一着を再現したモデルです。


この時代のサックジャケット全般にいえることですが作りは非常にシンプルです。
上の背面からの写真のほうがよくわかりますが、シルエットは裾にかけてゆるやかに広がっていくAラインになっています。

素材はライトオンスのデニムを使っています。
下の写真にみえる大きな襟も特徴的です。
この大きな襟がAラインのシルエットとマッチしていて、こうやってハンガーに吊るした状態より実は着た方がだんぜんかっこいいジャケットです。



もう1つ特徴的なのが、この左胸についた懐中時計を入れるための胸ポケットの形。
カバーオールのポケットの形状といえば直線的なカッティングで五角形をしたものが主流ですが、このジャケットは下の写真のとおり、下の部分が弧を描いた仕様になっています。


ボタンは黒いラッカーが塗られたものを使っています。


着用1年と3月ほどですが、最初のうち、よく着込んだこともあり、だいぶアタリや味が出てきています。

ライトオンスのデニムなので、ジージャンタイプのデニムジャケットのように肘裏のアタリなどは出ていませんが、下の写真の袖口部分やパッカリングが見られるポケットまわりや裾の部分に出たアタリはなかなか良い感じで気に入っています。


袖口の赤いカンヌキもだいぶ色褪せてきています。
2年、3年と着込んでいったら、どんな風に変化するのか、今後が楽しみです。


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