2012/03/23

Russel Moccasin Cavalier

今回はラッセルモカシンのキャバリエを紹介します。


このキャバリエは前に紹介したゼファーと同様に10インチ高のプルアップタイプのブーツになります。
このキャバリエには、日本で普通に売られているラッセルモカシンではあまり見かけない、エスプレッソナビゲーターという光沢のある革が使われています。エスプレッソという名のとおり、濃いめのコーヒーのような非常に濃い茶色をしています。

前からみるとゼファー同様に足首のあたりにサイズの調整用のストラップがついています。


ただし、ゼファーのように背面にジッパーが配された仕様ではなく、エンジニアブーツのように履き口にアジャスターとしてのストラップがついた仕様になっています。


とはいえ、パンツがシャフト部分にかぶさった状態では、ジッパーも履き口のストラップも見えなくなるので、ゼファーとこのキャバリエではあまり印象が変わらないはずです。

 でも、ゼファーとキャバリエでは、ジッパー仕様かストラップ仕様か以外にも違いがあります。
まず下の写真は、キャバリエ(右)とゼファー(左)のかかと部分を比べたものですが、シャフト部分とヒールの部分をつなぐステッチに違いがあるのがわかるでしょうか。


さらに下の写真の前から見た状態をくらべてみるとわかるのですが、ゼファー(右)では前半分のみのモカシン縫いが、このキャバリエ(左)では靴のまわりを一周しているんです。


さらにこの前からの写真ではもう1つ違いがあります。
シャフトと甲の部分のアッパーのレザーをつなぎ方が、キャバリエではシャフト部分が上になるように重ねられていて、ゼファーではアッパー部分が上になるように重なっているのです。

あと、これはキャバリエとゼファーの違いではないのですが、僕のもっているキャバリエはDワイズなので、Eワイズのゼファーに比べて前からみた印象が細身ですっきりしています。
このワイズの狭さと、ジッパーなしのプルアップタイプであるためにゼファーよりシャフトが太いので、上からみると、こんなバランスになります。


ずいぶんシャフトが太く感じられますよね。
実際にもシャフトは結構太くて、裾幅の細めのパンツだとこのシャフト部分をパンツの下に隠すときにちょっと困ったりもします。

このキャバリエも着用2年ほど経って、光沢のあるレザーにもようやく味が出てきたところです。
さすがに真夏には履けないので、まだ涼しめな春先にはなるべく機会を見つけて履きたいと思っています。

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